宿題もはかどる!?創造力を高める落書き効果

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家庭は子どもの自立サポーター
日常生活の中から「気づき」をお届け
子育て講座認定講師の吉村です。

かすかな記憶ですが

小学校のテスト用紙は
わら半紙で

問題を解き終わったら
テスト用紙の裏に
イラストを描いていたような
気がします。

そして

テスト用紙が返却されると
表面だけではなく
裏面のイラストにも
コメントが書いてあったような...

30年以上前の話です。

今、子どもたちに
「わら半紙」と言っても
わからないでしょうね!?

(あっ、宿題プリントは、わら半紙か)

テスト問題も先生の多忙さにより
委託するようになりましたからね。

色々と様変わりしています。

と話が脱線しそうになりましたので
戻ります。

子どもって
落書きが好きではありませんか?

「ノートに何描いてるの!?」
「こんなところに描かないの!」

と親にしてみれば
「いたずら」
に見える落書きは


脳をリラックスさせ
創造力を発揮できる

という2つの効果があることが
わかってきているそうです。

ハーバード大学の精神医学者
スリニ・ピレイ臨床准教授によると

脳の扁桃体(へんとうたい)の
活性化が抑えられ
前頭極が活性化し
創造力が高まるそうです。

落書きする時って

「よし!落書きするぞ!」
と集中して描くよりは

「ちょっと描いちゃおう」
とリラックスした状態の時では
ないでしょうか?

つまり

脳がリラックスしている状態の時に
創造力が高まるのです。

となると

例えば

作品展で披露する
題材を考える時

図工の時間に
「何にしようか?」
と考えるより

校庭で遊んでいたり
給食を食べていたり

リラックスした状態の方が
ひらめきやすいということです。

もう一つ

興味深い話があるのですが

2007年までの44人のアメリカ大統領のうち
26人は落書き好きだった

と前出のビレイ教授はいっています。

ずっと集中して作業をするより
集中しない時間も持つことで
時間の使い方が効率的になることが
わかっているそうです。

集 中

リラックス

集 中

リラックス

メリハリをつけることで
ダラダラと続けるのではなく
結果的に短時間で進められる
ということですね。

大人が集中していられる時間は
約20分といわれているので
子どもはもっと短い時間になります。

「宿題がなかなか進まない!」
という時は落書きを取り入れてみるのも
一つの方法かもしれませんね。

お読みいただき
ありがとうございます♪