体験学習の落とし穴

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家庭は子どもの自立サポーター
日常生活の中から「気づき」をお届け
子育て講座スタッフのRyokoです。

先日
「こだわりの強い息子の
サポートは大変!」
と書きましたので
そのお話を。

先週の土曜日の出来事です。

我が息子の習い事である
マジック教室の日。

電車に乗って行くのですが
こだわりのある息子は
「座りたい」と希望。

いや
こだわりが強くなくても
座れれば座りたいですよね。

名古屋駅まで
行き方が二通りあり

★名鉄電車に乗るか
★JRに乗るか

どちらも
運賃も時間もさほど変わらず
息子の気分によって
決めていました。

どちらを選ぶか

そんな今日は
【体験学習の落とし穴】
というお話です。

「今日は名鉄電車に乗る」
とのことだったので
名鉄電車を利用し。

ただ

暖かな陽気だったからか
お出掛け日和だったからか
利用する人が多く。

座席がところどころ
空いていた気がしますが
「座らなくていい。立ってる」
とのこと。

と言いながら
どうも気になるようで
空いている座席を
チラチラ見る息子。

「座ってきていいよ」
と声をかけるも

「いい」
と立ち続け。

結局
そのまま名古屋駅に到着。

すると

「座りたかったなぁ」
と言い出す息子。

おいおい
「座らなくていい」
と言ったのはあなただよ!?

「なんか座れなくてイライラする」
と機嫌の悪くなる息子。

おいおい
勝手に機嫌悪くなるな!

これは何だか嫌な予感...
これは何だか波乱な予感...

息子の特性を理解し
行動だけでなく
心理的な部分も
理解できるようになった今

息子なりに
気持ちを落ち着かせようと
しているのがわかりました。

母としては
息子の機嫌をとるために
あれこれ言いません。
(以前は言っていましたよ)

さぁ、教室に到着。

息子の気持ち及ばず
嫌な予感は的中し
波乱の展開になって
しまいました。

「やりたくない」

先生は
本当~に優しく
辛抱強くもあり。

でも

優しさだけではなく
「練習は裏切らない」
と伝えるべきことは
伝えてくださいます。

な・の・に

その態度はないよね!?

あまりの失礼極まりない態度に
ブチ切れそうになる母。

嫌々でも2つのマジックを覚え
なんとか終了しました。

いつも先生とハイタッチして
教室を出ますが
沈んだまま静かに退出。

怒り心頭の母は
思わず一喝!

「ごめんなさい」
と大泣きする息子。

ハァ~
大変だよ、こだわりが強いと。

習い事に連れて行く前に
機嫌が悪くなると
なかなか修正がきかないので
連れて行く側もハラハラします。

そこで

どうすれば良かったのか?

必ず座れる電車に乗れば
機嫌が悪くならなかった

と思いますが

必ずしも
それが良いとは限りません。

母が息子に合わせる
段階は過ぎたので

今度は息子が
気持ちを抑える

または

座って乗れる電車を
息子が選ぶ

など

座れなかった体験から
次回はどうすればいいのか
学ぶ機会に繋がります。

これが


体験学習サイクル

です。

成功体験も大切ですが

それよりも
うまくいかなかった時に
次回はどうすればいいか
考え、実行することで

別の出来事に対して
応用することができるのです。

つまり
体験の幅が広がり
子どもの経験値が高まります。

さて

帰宅後
良いのか悪いのか
ケロッとして友達と遊びに行き。

母はケロッとした気持ちになれず
先生にお詫びのメールを送り。

本当~に
優しい先生で

「気になさらずに。
覚えるのは大変ですが
続けてもらえれば
できるようになります。
また次回もよろしくお願いします」

とのお返事が(感泣)。

夜は母の勧めで
マジックの復習をし。

あんなに機嫌が悪かったのに
聞いていたのね
だいたい覚えてるじゃない!?

あとは
どれだけスムーズにできるか。
やっぱり何事も練習あるのみ!

次回は、どんな展開が
待っているのか...
母の練習サポートに
かかっていますね(汗)。

お読みいただき
ありがとうございます♪