宮城研修~本当の「生きる力」とは~
「生きる力」
時代の分岐点、今だからこそ、届けたい本当の力
コロナ以降日本人の自殺者数は若年層(特に中高生)・女性を筆頭に急激に上昇しています。
そして、人々のコミュニケーションは大きな変化を余儀なくされ、遠く・薄くなりつつあります。
学校が休校になり相手の顔が見えない(もしくはリモート画面上の)コミュニケーションに違和感を抱きつつ、模索を繰り返しながら、ここまで来ました。
しかし、決して忘れてはいけない、言葉を届けたい。
「人間は支え合い、繋がって生きていく」
ということを『有り、触れた、未来』監督・脚本 山本 透監督から学びました。
時代に色褪せない、心を振るわせる力強い言葉で、記憶に残る研修になりました。
映画『有り、触れた、未来』に関わらせていただいて・・・
この作品は、
「コロナ禍の閉塞的な社会 で、自殺者や不登校児童が増えるなか、命の大切さを伝える 力強い作品を作りたい」という思いのもと、
22人の若手俳優さんからなるプロデューサーチーム 【UNCHAIN10+1(アンチェインイレブ ン・アシスタント】が主体となり、
企画、資金集めなど全てゼロから作り上げた自主映画となっています。また本作の趣意には多くの俳優さん達が賛同しております。
篠原涼子さん「アンフェア」シリーズ、「SUNNY」「人魚の眠る家」「今日も嫌がらせ弁当」「ウェディング・ハイ」
「居てくれるだけで良い。必死に生きる人たちを全力で肯定して、応援してくれる、とても素敵な作品でした。
もし何か辛い事や悲しい思いを感じているのであれば、一度この作品をご覧下さい。
きっと貴方のそばで寄り添ってくれると思います。」
ムロツヨシさん「どうする家康」NHK大河ドラマ、映画「川っぺりムコリッタ」、「神は見返りを求める」 他
「辛いよ、悲しいよ、怖いよ、生きるのは。
でも、生きてほしいと思う人がいるなら、生きてほしいと言おう。
生きたい、なんて思えたら、生きたいと言おう。そう思える映画がここにいました。
ありがとうございます ありがとうな」
山﨑賢人さん映画「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」
「本当に沢山の愛を感じました、力強い未来を感じました。こんなにも愛で溢れている映画がある
魂が詰まった映画がある。この映画から生きる力をもらう人も沢山いるんだろうな!
みんなで支え合って、愛をもって前を向いて!生きろ!生きているだけで良い!」
など数多くの方がコメントを残しています。
物語の舞台となるのは、東日本大震災から(撮影当時)10年たった宮城県です。
もともと本作の原案となったのは東日本大震災時、石巻西高校の教頭だった齋藤幸男先生が書かれた『生かされて生きる-震災を語り継ぐ』(河北選書)。
齋藤さんが語る「支え合い、助け合い」を発信しているのがこの作品なのです。
齋藤幸男先生とは撮影現場でお会いでき、子どもたちへの教育についてお話させていただきました。
今回の撮影では、
THE武田組さんの映画主題歌「こどもの日」のMVを撮影していきました。
青いこいのぼりが歌のサビの時に毎回のように元気に泳いでいました。
多くの人に見守られて、応援されている不思議な気持ちになりました。
防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA」
2011年3月11日の東日本大震災で津波被害に遭い、
2016年3月に142年の歴史に幕を閉じた旧野蒜小学校を改修して、
2018年に「子供未来創造校 KIBOTCHA」を創られたそうです。
野蒜小学校の利活用事業にあたり、
子どもたちに何を、どのように伝えるか、を大きなテーマに考えて創られたそうです。
新旧のバランスをとりながら、未来の担い手であり、日本を支える子どもたちに
「命の大切さを伝えたい」それも被災したこの地から防災教育を発信するという…そのような思いから生まれました。
KIBOTCHA という名前は「希望」「防災」「未来 (Future)」を組み合わせた造語で
「これからの時代を支える子どもたちの未来に命の大切さを伝えたい」という気持ちから名付けられたそうです。
施設の中には、
防災体験ができたり、「生きる力」を育むための学びができたりするスペースがたくさんありました。
わたしたちも体験させていただきました。