スマホ依存症を予防するルールづくり

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家庭は子どもの自立サポーター
小学生家庭教育の学校が
日常生活の中から
「気づき」をお届けします♪

今や必需品となった
携帯電話やスマホ。

例えば

会社に行く時、自宅に忘れると
一日ソワソワ落ち着かなくりませんか。

そのくらい肌身離すことができず
小学生でも所有するのが
当たり前な世の中です。

2018年11月に
KDDIが小学生の携帯電話やスマホの
所有率調査を行ったところ
都市部では小学3年生を境に
約半数以上の児童が所持している
という結果になったそうです。

携帯電話やスマホの
所有低年齢化が進み
今や幼児をを大人しくさせるために
持たせたりするほどです。

上手に付き合っていく方法は
ないのでしょうか?

子どもが長時間
スマホやゲームをしていると
親が止めさせたり
禁止したりするとします。

そこで

「制限」するのではなく
「判断力」を育成することが
重要である

と子どもへのICT(情報通信技術)教育に詳しい
和歌山大学教職大学院の豊田充崇教授は
いっています。

子どもを一方的に責めては
「お母さんだってやってるのに!」
「なんで子どもはダメなの?」
と反発してきます。

重要なのは
本人が問題に気づき
本人の意思で制限できることで
一時的に終わらず
継続して制限することに
繋がるのです。

では

スマホのルールは
どうやってつくれば
いいのでしょうか?

まず

親子で話し合って
メリットとデメリットを
書き出します。

「書き出す」
ということが重要で
現在、問題を分析して
解決するには
書き出すという方法しか
ないそうです。

そして

親子で利用時間を決めます。

ただ

ここで注意点があり
子どもに「何時間にする?」と聞くと

「4時間」
「8時間」

など親の想像以上の時間を
提示してくることがあります。

その後

「それは長すぎるよ!」

と指摘すると
子どもは

「何時間にするって聞いておいて
それは長すぎるって言われるなんて
結局、意見を聞いてくれないんだ」

と不信感を持ってしまいます。

そこで

「1時間から長くても2時間なら
使ってもいいけど何時間にする?」

という聞き方をすれば

「2時間がいい」

と親の想定内の時間に
することができます。

利用時間だけでなく
スマホを使う場所や
使わない場合の置き場所を
決めておくといいでしょう。

そうすることで
親にコッソリ隠れて使用することもなく
親としても子どもを疑うことなく過ごせます。

それから

子どもが交換条件を出すことは
ありませんか?

「テストで90点とったから
30分延長していい?」
「宿題を早く終わらせたから
20分延長していい?」

などと
勉強に関して言われると
つい嬉しくなって
子どもの要望に応えてしまうことは
ありませんか?

応えるとルールが崩れてしまい
要求がエスカレートしてしまいます。

子どもの取り引きには
応じないようにしましょう。

今やネットに囲まれた生活で
ネットなくして生活が成り立たないですが

一定の時間、デジタル機器に全く触れない
「デジタル・デトックス」
を設けることで五感をフルに使え
ネットの呪縛から解き放たれる

とネット依存の治療と研究に取り組む
国立病院機構久里浜医療センターの
樋口進医師は勧めています。

依存症になってしまうと
脳の前頭前野の機能が低下し
衝動や欲求のコントロールが
難しくなります。

深刻な状態になる前に
上手に付き合っていきたいですね。

お読みいただき
ありがとうございます♪