なんで勉強しなきゃいけないの?と聞かれたら

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家庭は子どもの自立サポーター
小学生家庭教育の学校が
日常生活の中から
「気づき」をお届けします♪

Z世代の小学生は
わからないことがあれば
「調べる」ではなく「検索する」
いわゆるネット頼り。

となると

勉強しなくてもいい環境で
成長しているともいえます。

そもそも

勉強する意味がわからない
と言っても過言ではありません。

そこで


なんで勉強しなきゃいけないの?

と聞かれたら
なんと答えますか?

そんな今回は
名言集をお送りします。

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勉強は自分の窓を開けるということです。
学ぶことで今まで見ていたものとは違う
何かを見ることになります。
視界を広げるために学ぶのです。

教育・子育てアドバイザーの
鳥居りんこさんが
藤沢市の聖園女学院中学・高校の
校長ミカエル・カルマロ神父に
問いかけたところ
上記の答えが返ってきたそうです。

広い視野で世界を見るために
勉強するのです。

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「未知なる状況に接しても
狼狽(ろうばい)することなく
道理を見極めて対応する能力」こそ
どんな状況の中でも「生きる力」であり
それを引き出すことこそがeducationの
本来の意味だといえるのではないでしょうか。
だとすれば大人がすべきことは
子どもに「生きる力」を授けることではなく
子どもの「生きる力」を引き出すことであると
いえるはずです。

※引用元:おおたとしまさ(2013年)
『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』,日経BP社

つまり


生きる力を引き出すこと

と教育ジャーナリストの
おおたとしまさ氏は述べています。

educationの語源はラテン語の
docere(引き出す)という説が
あるそうです。

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お母さんは世界のたくさんのことを
知ってほしいのです。
それが大きくなって大人になった時に
生きていく上でとても役に立つ事を
知っているのです。
たくさん勉強して、たくさん遊んで
できるだけたくさんの事を知ってください。
そして、大人になったときに
いらないものは自分の判断ですべて捨てて
残ったものがあなたが勉強したものです。

※引用元:やまざきひろし(2018年)
『答えのない道徳の問題 どう解く?』,ポプラ社

これは将棋棋士の羽生義治さんが
「どうしてお母さんは嫌いな勉強を
おしつけてくるのか?」
という子どもの疑問に対して
答えたものです。

生きる上で
役立つものは何かを
選択するのではなく
できるだけたくさんの事を知って
その中から役立つものを選ぶのです。

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現代っ子に
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
と聞かれたら


好奇心や思考力
表現力を伸ばすため

と東京大学名誉教授で
教育学者の汐見稔幸先生は
答えています。

テストで良い点数をとることが
良いとされていた昭和の時代と違い
自分の言葉で表現する手段を
身につけることが大切なのです。

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「勉強ができるできない」
ではなく

「1ヵ月前の自分と比べて
今の自分は成長したか」
というように

人と比べるのではなく
自分の成長のために
勉強するのです。

そう思うと

単にテストで
100点をとることが
全てではなく

間違いから学び
次回はどうすればいいのか
振り返ることで前進するのです。

成長するには
失敗が必要不可欠なのです。

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始めから興味の幅を狭めてしまうと
好きなことを極めたい時に
思考力や表現力がなければ
成長することができません。

チャンスがきた時に
逃してしまうかもしれません。

「なんで勉強しなきゃいけないの?」
と聞かれた時の答えは
まとまりましたか?

お読みいただき
ありがとうございます♪