対話力がアップすると自己肯定感もアップする

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家庭は子どもの自立サポーター
日常生活の中から「気づき」をお届け
子育て講座認定講師の吉村です。

「人の話を聞きなさい!」
「人の話を聞いてないね!」

など
自分の話ばかりして
聞く耳を持てない人は
自分勝手なんだから!

と思ったことは
ありませんか?

そうですよね
確かに聞く力は
コミュニケーションを
とるためにも必要になります。

逆に

「話す力」も必要です。

今回は一方通行にならない
「対話する力」
というお話をしていきます。

これからの時代

対話を通じて
自分のジャンル以外の人と手を取り合い
足りない部分を補いながら
成長していくことが求められています。

自分だけでは視界が
狭くなってしまいますが
多方面から指摘されることで
新たな一面を発見できるのも
対話の魅力です。

これは親子でもでき
一方通行な話しにならない
秘訣があります。

それは


1回聞いて
5回やりとりすることを心がけよう

ということです。

ヴァンダービルト大学教育学部の
デヴィット・ディッキンソン教授が
提唱しています。

家事の忙しい時に限って
子どもって話し掛けてきませんか?

となると

「そうなんだ」
「へぇ~」

と返しませんか?

これでは子どものペースで
対話になりません。

また

質問をすることで対話に繋がるのですが
イエスかノーかで答えられる質問では
話が終わってしまいます。

では

どうすればいいのか?

「なぜ?」
「なに?」
「どんな?」
「どうやって?」
「もし?」

で聞くと話が続きます。

そこで注意点ですが

具体的に質問することで
「わかんない」
という子どもの返答が減ります。

例えば

「今日は学校どうだった?」
と質問したとすると

「どうって何が?」
と子どもは思ってしまうのです。

「どうだったって、楽しかったか
そうでなかったかじゃない」
と親としてはイライラの原因にも
なってしまいそうですが

ポイントは具体的な質問です。

「学校で楽しかったことはなに?」
と聞くとわかりやすくなります。

それから

対話の力をつけるには
あえて反論することです。

ただし

一旦「いいね」と共感することです。

その上で反論すると
「なるほど」
という気づきから
自信や自己肯定感に
繋がることもあります。

反論といっても
子どもの意見を非難するのではなく
違う意見があれば伝えるということです。

子どもの意見ばかりを尊重し
「そうだね」
とばかり言ってたら
視界が狭くなり

第三者に意見を言われた時に
「自分の意見はダメなんだ」
と自信や自己肯定感が
下がりかねません。

家庭で反論に慣れることは
子どもの可能性を
広げることにもなります。

「でも、家事で忙しいのに
聞いてられないよ」

という声も聞えてきそうですね。

大丈夫です。
ずーっと聞くことは無理です
忙しいですよね(汗)。

そんな時は

一日10分
いや5分でいいので
子どもと向き合って話しを
してみてください。

ここでポイントは
時間の予告をすることです。

「家事をやりたいから
5分話を聞くね。
5分経ったら家事をやるね」

というように予告をします。

そこで子どもが了解し
5分経過しても
まだ話しているようなら

「5分経ったから家事をやるね」
と話しを止めて家事をするのです。

時間がとれるなら10分限定でなくて
いいのです。

時間がとれない場合です。

何事も1回の完璧より
継続的な行動の方が
効果があります。

日本人特有なのか
「継続」と聞くと
「一日も欠かさず行うこと」
と思いがちですが

「ある日はできなくても
次の日はできた」
というように長い目で見て
継続できていることです。

対話力アップで
自己肯定感もアップしますね。

お読みいただき
ありがとうございます♪

画像は内容と関係なく(笑)。
3年前の我が息子。
話し好きは変わらずです(笑)。