#1 なぜ家庭でお金の教育が必要か

小学生のお金の教育についてっていうことでテーマにして話して行こうと思います。

昨年から小学生のお金に関するキャンプを計画して、12月19日〜20日に1回目、その後2回目3回目とシリーズで実施しています。

「キャリア教育をどのようにやって行くか」「お金の教育をどんな風にやっていくか」という事を日々考えて活動していますが、「子ども達が学校で習えないこと」そして「これからの世の中で多分必要だろうなーって思うこと」を子ども達のレベルに落として教えています。

その中で、やっぱり『お金の教育』とか『世の中の教育』っていうものが大事だなと実感します。

お金に関するキャンプで「世の中キャンプ」というのを実施していまして、世の中キャンプ自体を一つの小さな社会と考え、1泊2日のなかで起こる様々な出来事を、世の中の仕組みやお金の事を考えながら解決していくキャンプです。このキャンプでは例えば1年かかって起こることが一泊二日の中で起こります。

ですので、世の中の仕組みやお金の事について経験しながら考えることができる環境を作ることができるようになっています。

では、「どのように子ども達に教えて行くか」という事について。

まず学校では、どのような「お金の教育」が行われているのか。
私が学校の教員をやってた時のお金に関する教育は、6年の租税教室程度でした。税務署や市役所などの外部講師が来て、「税金とは何か」について話を聞いたりビデオを見たりして、「税金は大事だよね!」と思っ終わるような1〜2時間程度の授業。本当にその程度・・・確かに税金の大切さはすごく分かったんですが、働いて税金を納める人=税金を払ってくれる人を育てる教育をしてるという事をすごく思ったんですよね。

仕方ない部分ではあるんですが、「国」で考えた場合に国の力(国力)=人口なので、日本の人口が減っている今は、そして今後は、国力が減っていくという事になります。
その時にやはり働いて税金を納めてくれる人がきちんといないと、日本の国力というものは落ちていくので必要な部分ではありますが、そこにやりがいがあって働いてお金をもらうっていう芯の部分が分かっていないと、全然楽しくないって言って辞めちゃったりとか本当に最悪の場合は自分で死を選んだりとかする人もいるわけで、「お金が何者なのか」とか「働くとはどういう事なのか」っていうのきちんと『知っているか』『知らないか』というのは「人生の豊かさ」というところにも関わってくると思っています。

お金の回り方や世界の回り方などの話を子どものうちから知っておくと、それが子どもの勉強のやる気に繋がったり、将来の夢に繋がったりするので「お金の教育」は今絶対必要なものですし、日常の中で必要なものなので小さいうちからしっかりして送っていうのはとても重要じゃないかなという風に思います。

だからこそ学ぶ必要があるなと思っているんですけど、学校では学ばないというか学校の先生も知らないっていうのが正しいんじゃないかと思います。

自分で独立し、家庭教師の仕事を始め、自分で営業に行き…事務処理も行い、教えるというプレイヤーの部分もやらないといけない…。そういうことをしている中で初めて頂いたお給料は、やはり嬉しいものがありました!仕事を自分で作り出した喜びと「他の人の役に立っているからこれ(お金)が貰えてるんだ!」という充実感が出てきたんです。

子ども達にもそういう部分をもって欲しいなあと思います。そしてお金が何者なのかという事を理解すると、勉強に励む子どもも増えるのではないかと思ってます。
だからこそ学校ではあまり慣れないことを習うっていうのは非常に重要だと思うんです。

なぜお金の教育が重要なのかっていうような話で 結構時間が経ってしまいました。

次回は、「お金」って何なのか、子どもに教えるお金とはどういうことを教えたらいいのか私が経験してきたような話っていうのをお話していけたらなと思っています。

ではまた次回お会いしましょう!

 

 

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